トリガーとは?

トリガーとは?
トリガー(とりがー、Trigger、仏: Déclencheur)は、カメラとフラッシュ(ストロボ)を同期させるための装置です。トリガーを使用することで、シャッターを押した瞬間にフラッシュが発光し、適切なタイミングで照明を行うことができます。フォトスタジオでは、トリガーを用いて複数のフラッシュを同時に制御し、さまざまなライティング効果を実現します。
歴史と言葉の由来
トリガーの技術は、写真撮影の進化とともに発展してきました。初期のフラッシュ撮影では、フラッシュバルブを使用し、手動でタイミングを合わせる必要がありました。これが進化し、1950年代には電子フラッシュとともにシンクロコードが開発され、より正確なタイミングでフラッシュを発光させることができるようになりました。1980年代以降、無線トリガーが登場し、ケーブル不要でフラッシュを制御できるようになりました。
「トリガー」という言葉は、英語の「trigger」(引き金)に由来し、カメラのシャッターとフラッシュの発光を引き金のように連動させる装置を指します。フランス語の「déclencheur」も同様に、引き金を引くという意味があります。
実際の使われ方
フォトスタジオでは、トリガーは多くのシチュエーションで使用されます。以下は、トリガーの主な使われ方です:
1. オフカメラフラッシュの制御 - トリガーを使用することで、カメラから離れた位置に設置したフラッシュを同期させることができます。これにより、自由なライティングが可能となり、クリエイティブな撮影が実現します。
2. 複数フラッシュの同期 - トリガーを用いて複数のフラッシュを同時に発光させることで、被写体を多方向から照らし、複雑なライティング効果を作り出します。これにより、プロフェッショナルな撮影が可能になります。
3. 高速撮影 - 高速撮影では、トリガーを使用してフラッシュの発光タイミングを正確に制御します。これにより、速い動きを凍結させることができ、鮮明な画像を得ることができます。
4. リモート撮影 - トリガーを使用して、カメラのシャッターをリモートで操作することができます。これにより、カメラから離れた場所から撮影を行うことができ、被写体の自然な表情を捉えることが可能です。
トリガーの種類
トリガーにはいくつかの種類があります。主なものは以下の通りです:
1. シンクロコード - 初期のトリガー方式で、ケーブルを使用してカメラとフラッシュを接続します。安価で信頼性がありますが、ケーブルが邪魔になることがあります。
2. 赤外線トリガー - 赤外線を使用してカメラとフラッシュを同期させる方式です。ケーブル不要で使用できますが、直線距離での使用が前提となり、障害物があると機能しません。
3. 無線トリガー - 無線信号を使用してカメラとフラッシュを同期させる方式です。長距離でも使用可能で、複数のフラッシュを同時に制御することができます。現代のフォトスタジオで最も一般的なトリガー方式です。
トリガーの調整方法
トリガーの設定は、撮影条件に応じて調整する必要があります。以下は、基本的な調整方法です:
1. チャネル設定 - 無線トリガーでは、他の無線機器の干渉を避けるためにチャネルを設定します。トリガーとフラッシュを同じチャネルに設定することで、確実に同期させることができます。
2. グループ設定 - 複数のフラッシュを使用する場合、グループ設定を行うことで、特定のフラッシュだけを発光させることができます。これにより、ライティングを細かく調整することが可能です。
3. 出力調整 - トリガーを使用してフラッシュの出力を調整します。被写体に対する光の強さをコントロールし、適切な露出を得ることができます。
まとめ
トリガーは、フォトスタジオでの写真撮影において非常に重要な役割を果たします。歴史的には、シンクロコードから始まり、赤外線トリガー、無線トリガーへと進化してきました。トリガーの適切な使用は、フラッシュの発光タイミングを正確に制御し、複雑なライティング効果を実現するために欠かせません。オフカメラフラッシュの制御から複数フラッシュの同期、高速撮影まで、さまざまな用途でトリガーを活用することで、プロフェッショナルな撮影が可能になります。